御嶽濁河高地トレーニングセンター

High Altitude Training高地トレーニングのすすめ

DESCRIPTION

高地トレーニングとは?

高地とは、標高が高く気圧が低い「低圧低酸素環境」のことを指します。

平地にくらべ体内の酸素供給量を減少させる高地に一定期間滞在しトレーニングすることは、安静時の呼吸・循環器系の亢進とトレーニングによる低酸素刺激の負荷の増強などによって、酸素運搬能力等の能力改善をもたらします。

このような高地でのトレーニング効果を利用して、マラソンの高橋尚子選手や野口みずき選手、競泳の北島康介選手らがオリンピックで金メダルを獲得するなど成果をあげています。

EFFICACY

高地トレーニングの効果

高地トレーニングを実施することにより、持久力やミドルパワーが向上されることから、陸上や競泳、自転車、トライアスロンなどの持久系種目だけではなく、陸上競技の短距離種目のほか、サッカー、ラグビー、バスケットボール、ハンドボール、ホッケーなどの球技系種目や、レスリング、柔道、ボクシング、フェンシングなどの格闘技系種目などまで幅広くトレーニング効果が期待できます。

01. 持久力(有酸素能力)の向上

体内の変化
赤血球、ヘモグロビン及び血液量が増加する。

改善される能力
血液中の酸素をより体内で運ぶ能力が改善される。

効果
持久力(有酸素能力)の向上

02. 持久力(有酸素能力)の向上

体内の変化
骨格筋の毛細血管の発達とミオグロビン(※酸素と結合する色素タンパクで、鉄を含む)濃度が増加する。
ミトコンドリアにおける酸素系酵素活性及びミトコンドリア量が増加する。

改善される能力
筋肉内で酸素をより効率的に利用できる能力が改善される。

効果
持久力(有酸素能力)の向上

03. ミドルパワー(無酸素性能力)の向上

体内の変化
1. H+(水素イオン)濃度の緩衝能が向上する
2. 血中乳酸濃度生成(蓄積)が抑制される
3. 解糖系の律速酵素であるホスホフルクトキナーゼ活性が増加する

改善される能力
疲労を遅延させる能力が改善される

効果
ミドルパワー(無酸素性能力)の向上

これらは、主に3週間以上の長期滞在からより効果を得られますが、効果02 , 03については、数日から2週間以内の滞在から効果を得ることできます。

引用・参考文献
杉田正明ほか:高地トレーニングのすすめ Ver2.飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア推進協議会,2017

EFFICIENCY

効率的なトレーニングの実施

低酸素室を使ったより高負荷なトレーニングや認知動作型トレーニングマシーンの併用によって、体幹深部筋(大腰筋、腸腰筋など)を有効活用し正しいフォームを身につけ記録を伸ばす、怪我がしにくくなるといった効率的なトレーニングも可能です。

01

K.K.Labo 認知動作マシーン

02

低酸素室

パンフレット
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